金木犀の香りから・・・

本日１０月３０日は事務局が担当です。

 

昨日、名古屋城の堀端を車で走っていて信号で止まった時、横を見ると橙色の小さな花をたくさんつけた金木犀が目にとまり、窓をあけると甘い香りが車内に入ってきました。

 

その香りと共に、学生時代まで過ごした山村の風景が思い出されてきました。

澄み切った秋空の下で、細い田舎道を友達と走り廻った山村の家々にあった大きな金木犀の樹。

その側で、足を止めて甘い香りに浸った時を思い出されました。

 

また昨晩は、その山村にいた叔母さんの御通夜で、懐かしい人達に会うことができました。

その人達の顔は、年を経た顔になっていましたが、どの顔にも昔の面影が残り、それと共に色々な思い出がよみがえってきました。

御通夜の席でもあってか、とても郷愁を覚え、遺影からも、やさしかった叔母さんが｢これ持って帰りと｣と手土産と共にいつも言ってくれてた言葉が聞こえて来るようなノスタルジックな時間でした。

 

そこで会った人達のやわらかいまなざしの顔から、｢元気にしている？｣、｢お墓参りに来たら寄ってよ｣とかとやさしく声をかけられたり、同級生から近況を聞いたり、親戚間では｢この様な場でしか会えないね｣と話をしたりしました。

 

かつては、村落の人と強い深い関わりが煩わしかったのですが、私も年を経たせいか、最近はこの様な場などでは、この関わりを大切にしないといけないと思います。

 

そして、日々は、｢人｣と関わる仕事をしているので、人に対する優しさを大切にするように心がけたいとあらためて思いました。