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2011年3月11日,東京電力株式会社の福島第一原子力発電所が,津波ではなくて地震が原因で事故を起こしました。
福島第一原子力発電所の1号機から4号機までが爆発して,1号機から3号機までは炉心溶融(メルトダウン)しました。
この事故で,ヨウ素131やセシウム134やセシウム137などの放射性物質が広範囲に飛び散って全国に降り注ぎました。
写真は,群馬大学の早川由起夫さんが作成した放射能汚染地図です。
福島第一原子力発電所から出た放射性物質によって汚染された範囲が分かります。
私が環境放射線モニターで放射線量を測定したところもいくつかあります。
2012年1月 東京・日比谷公園 0.14μSv/h
2012年8月 栃木県日光市 0.27μSv/h
2013年9月 福島県郡山市 0.3μSv/h
0.3μSv/hという放射線量を1年間あびると,福島県郡山市では全年令平均で320人がやがてガンで死にます
事故から3年になりますので,郡山市だけで960人がやがてガンで死ぬことになります。
赤ちゃん(0才児)は放射線の感受性が高いので,大人の4倍も危険です。
郡山市で生まれた赤ちゃんのうち毎年10人が,原発の放射線のためにやがてガンで死ぬことになります。
事故から3年になりますので,郡山市だけで30人の赤ちゃんがやがてガンで死ぬ,ということです。
まず,960人,30人というこの数字は,過剰死すなわち原発の放射線が原因で死亡する数です。
つぎに,死亡する人数だけですので,病気で苦しむ人の数は含まれていません。
さらに,がん死だけの数ですので,白血病などがん以外の死亡は含まれていません。
加えて,外部被曝の放射線量だけですので,飲食や呼吸による内部被曝の放射線量は含まれていません。
また,郡山市には0.3μSv/hよりも線量がもっと高いところがたくさんあります。
つまり,960人や30人という数字は,ひかえめな数字なのです。
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さわ (木曜日, 13 3月 2014 10:41)
不完全な人類、特にその中の弱者が、尊い命や健康を奪われていく。奪うのは、同じ不完全な人類。しかし、彼らは不完全ながらも脅威的な権力を持っている。さて、神はどうお考えになっているのでしょうか。