新　走る，ということ　☆　あさもりのりひこ　No.５９

　１９９６年３月，奈良県に帰って，４月から弁護士として仕事を始めました。

　仕事を始めて何年かは，走る余裕がありませんでした。

　１９９８年に子どもが生まれて，仕事を夜型から朝型に変えました。

　それで早起きするようになって，早朝ジョギングを再開しました。

　まず，自宅のまわりを１０分くらい，ゆっくり走ることから始めました。

　いきなり限界までスピードアップしたり，長い時間走ったりすると，１回や２回は持ちますが，しんどくなって続きません。

　ジョギングを長く続けるには，短い距離をゆっくり走ることから始めるといいと思います。

　そうすると，もうすこし長い距離を走りたい，もうすこし長い時間走れるな，と物足りなく思うようになります。

　それで，自然に，走る距離がのびて，走る時間がのびていきます。

　１０分が２０分に，２０分が３０分に，ジョギングの時間は無理なくのびていきました。

　子どもが小学生になってからは，いっしょに走るようになりました。

　泣いていやがることもありましたが，たたき起こして走らせました。

　転んで泣くこともありましたが，助け起こさないで，自分で立ち上がらせて走らせました。

　まだ，小学生のときは，こっちが走るスピードを落として子どものスピードに合わせて走っていました。