スカラベ　☆　あさもりのりひこ　No.６７

　「スカラベ」は古代エジプト語でコガネムシのことです。

　古代エジプトでは，再生や復活の象徴である聖なる甲虫として崇拝されたそうです。

　「スカラベ」は，ジャン・アンリ・ファーブルが「昆虫記」で書いた糞虫でもあります。

　「昆虫記」は岩波文庫でも読めますが，大変興味深い本です。

　進化論では説明できない本能について学べます。

　映画「ハンナプトラ」の中では，宮殿を守る甲虫として，ちょっと怖い描き方をされてましたね。

　「スカラベ」の一種であるオオセンチコガネは日本各地に生息しています。

　いわゆるフンコロガシです。

　オオセンチコガネは棲む場所によって色がちがいます。

　たとえば，奈良県は藍色（瑠璃色），京都府は緑色，岩手県は赤色などなど。

　５月１８日（日）午前９時３０分から午後１時３０分まで，奈良公園で《フンコロガシをさがそう！！》が開催されます。

　「コガネムシ研究会」の先生７人が，奈良公園にいる５０種類のフンコロガシについて，解説してくれます。

　参加料は大人も子供も１人８００円。

　申込みは奈良県青少年文化振興協会（ＴＥＬ０７４２－９３－７４６４）まで。