Ａ２-Ｂ-Ｃ　☆　あさもりのりひこ　No.９０

奈良県橿原市の空間放射線量は，地上１メートルで１時間あたり０.０５マイクロシーベルト（μSv/h），地表で１時間あたり０.０６マイクロシーベルト（μSv/h）です。

 

これまでに，私が直接測った空間放射線量はつぎのとおりです。

２０１２年２月

　東京都千代田区日比谷公園（地表）　０.１４μSv/h

２０１２年８月

　栃木県日光市（地表）　０.２７７μSv/h

２０１３年９月

　福島県

　　浪江駅前（地面の落ち葉）　７.２μSv/h

　　飯舘村の帰還困難区域（バスの車内）　７.８μSv/h

　　飯舘村の帰還困難区域（駐車場の隅）　８.６μSv/h

　福島県郡山市

　　郡山駅前（バスの車内）　０.３μSv/h

　　ホテル周辺（路上１メートル）０.３～０.４μSv/h

　　２１世紀記念公園

（地上１メートル）０.５～０.６μSv/h

　　（地面：芝生の上）１.３μSv/h

 

　０.３μSv/hを１年間あびると，郡山市では，全年令平均で３２０人が，原発の放射線のために，やがてガンで死にます。

０.３μSv/hを１年間あびると，郡山市で生まれた赤ちゃん（０才児）のうち毎年１０人が，原発の放射線のために，やがてガンで死ぬことになります。

 

福島県郡山市だけで，全年令平均で１年間に３２０人，０才児で１年間に１０人，という数字は少なく見積もった数字です。

まず，上記の放射線の被爆量は，外部被曝だけの数字です。

食べたり，飲んだり，吸ったりして，体の内部に放射性物質が入ったときの内部被曝は含まれていません。

つぎに，郡山市内には０.３μSv/h以上に汚染されたところがたくさんあります。

さらに，上記の人数は，ガンによる死亡だけです。

ガン以外の白血病などの死者は含まれていません。

加えて，死亡数ですので，ガンなどを発病して治療中の人数は含まれていません。

 

１１月１日（土）午前１０時と午後１時３０分に，奈良市鳴川町３２－１「奈良市音声館」で映画『Ａ２-Ｂ-Ｃ』の自主上映会があります。

入場料は，大人１０００円，小学生５００円です。

映画終了後に，避難者の方のトークもあります。

【福島で生きる子どもたちに，今，何が起きているのか】

　私も午後の上映を鑑賞します。