〒634-0804
奈良県橿原市内膳町1-1-19
セレーノビル2階
なら法律事務所
近鉄 大和八木駅 から
徒歩3分
☎ 0744-20-2335
業務時間
【平日】8:50~19:00
【土曜】9:00~12:00
実家の応接間にステレオがありました。
写真のような家具調のステレオです。
このステレオで,シングルレコードやLPレコードをかけて音楽を聴きました。
レコードプレーヤーの針がすり減ると,替えのレコード針を買ってました。
父は,クラシックファンというほどではなかったけど,カラヤンのクラシック音楽の全集がありました。
LPレコード10枚くらいが箱に入っていて,箱の表はヘルベルト・フォン・カラヤンの顔写真でした。
敗戦後,三大交響楽がコンサートでよく演奏されたようです。
三大交響楽とはなにか?
ベートーヴェン「田園」,ドボルザーク「新世界より」,シューベルト「未完成」です。
「運命」ではなく「田園」なんですね。
わが家の全集には,「運命」も「田園」も「新世界より」も「未完成」も入っていました。
ポピュラーなクラシックを集めた全集でした。
このカラヤンのクラシック全集の中に,チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」がありました。
チャイコフスキーの「悲愴」をこの全集のLPで初めて聴きました。
それ以来,怒濤のように哀しみが押し寄せてくる「悲愴」を聴き続けています。
「悲愴」を聴くと,吹きすさぶ風に向かって,たったひとりで立ち尽くし,とめどなく涙があふれて流れ落ちる,というイメージが浮かびます。
チャイコフスキーは1840年5月7日に生まれて,1893年11月6日に亡くなりました。
亡くなったのは,交響曲第6番「悲愴」が初演された9日後のことでした。
53才でした。
チャイコフスキーが亡くなって66年後の1959年11月5日に私は生まれました。
私は55才になりました。
チャイコフスキーよりも2年長生きしています。
コメントをお書きください