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石油はあと何年もつのか。
「石油可採年数推定値」の移り変わりはつぎのとおりです。
1930年 あと18年でなくなる
1940年 あと23年でなくなる
1950年 あと20年でなくなる
1960年 あと34年でなくなる
1970年 あと30年でなくなる
1980年 あと30年でなくなる
1990年 あと45年でなくなる
2000年 あと40年でなくなる
2010年 あと50年でなくなる
なくなる,なくなる,といわれながら,石油はなくならない。
では,地下資源はどれだけあるのか。
埋蔵量をみてみましょう。
埋蔵量には,究極埋蔵量と確認埋蔵量があります。
究極埋蔵量とは,地球の地殻にどれだけの資源があるのか,ということです。
確認埋蔵量とは,実際に掘って使える資源はどれだけあるのか,ということです。
資源別の具体的な埋蔵量はつぎのとおりです(単位は10の21乗ジュール)。
石炭
究極埋蔵量 310.0
確認埋蔵量 25.9
天然ガス
究極埋蔵量 24.7
確認埋蔵量 6.27
石油
究極埋蔵量 20.5
確認埋蔵量 6.27
オイルシェール,タールサンド
究極埋蔵量 16.7
ウラン
究極埋蔵量 6.7
確認埋蔵量 2.1
世界の年間総エネルギー消費は0.4です。
もし,究極埋蔵量を全部使えるとすると,石炭だけで約800年大丈夫ということになります。
自然界に存在する物質で核分裂する物質はウランだけです。
そして,原子力発電の材料はウランです。
ウランは石油や石炭に比べると,大変貧弱な資源です。
石油がなくなる前に,まずウランがなくなってしまうのです。
(この文章は小出裕章さんの資料を参考にしました)
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