明日香村トレイルラン　☆　あさもりのりひこ　№１３１

トレイルランニングとは，舗装路以外の山野を走るものである。

トレランともトレイルランともいう。

 

２０１５年７月１２日（日）「第２回明日香村トレイルラン」にエントリーして山道を２１キロ走ってきた（半分以上歩いていたが）。

　初めてのトレランである。

 

　コースは，石舞台⇒万葉展望台⇒談山神社（多武峰）⇒冬野⇒竜在峠⇒芋ヶ峠⇒柏森⇒稲渕⇒祝戸⇒石舞台の２１キロ。

　コースの７割くらいが山道である。

　前半が上り，後半が下りだが，後半は下りながらもアップダウンが続く。

　急な下りはロープを伝って降りるところもあった。

 

　エイド（休憩所）が６か所。

　エイドでは，水のほか，梅干し，とまと，きゅうり，すいか，飴などが振る舞われた。

 

　午前１０時スタート。

　スタートしてしばらくはロード（平地）を抑え気味にゆっくり走る。

　まもなく山道に入ってひたすら上りが続く。

　とても走れないので，山登りである。

 

　３つめのエイドがほぼ中間地点。

　ここまではよかった。

　

まず，右足のふくらはぎが攣りそうになる。

　走るのやめて，攣りが治まるまで，歩く。

　走り出すと，つぎに，左膝の上の太ももの前の部分が張ってくる。

　走るのをやめて，張りが治まるまで，歩く。

　走り出すと，さらに，左足のふくらはぎが攣りそうになる。

　走るのやめて，攣りが治まるまで，歩く。

　こんな感じで，後半はほとんど歩いていた。

 

　芋ヶ峠から小峠を越えて入谷に降りてきたときに，この日最大のピンチに襲われる。

　便意である。

　走るどころではない。

　歩くのが精一杯で，気持ちが折れそうになる。

　つぎの柏森のエイドにはトイレがある。

　よれよれになって，エイドにたどりついて，トイレに救われる。

 

　柏森のエイドでゆっくり休んで，歩き出したが，両膝の上の太ももの前の部分が張っている。

　歩くと痛い。

　それでも歩き続けていると，痛みが治まってくる。

 

　最後は，ゆっくり走って，ゴール。

　タイムは３時間５３分。

　ちなみに，制限時間は４時間であった。

 

　山道をなめてはいけない。

　しかし，完走した充実感はある。

　ぜひ，来年は，最後まで元気に走りたいと思う。

 

　１年後に「第３回明日香村トレイルラン」を開催できるくらい日本が平和であることを心から願う。