〒634-0804
奈良県橿原市内膳町1-1-19
セレーノビル2階
なら法律事務所
近鉄 大和八木駅 から
徒歩3分
☎ 0744-20-2335
業務時間
【平日】8:50~19:00
【土曜】9:00~12:00
子どもの頃,「パルナス」のケーキを食べた。
『モスクワの味』である。
“パルナス,パルナス,パルナ~ス”というメロディのCMを覚えている。
「パルナス」も「コトブキ」も「タカラブネ」も「不二家」もなくなってしまった(ほとんど)。
いまや,辺鄙な田舎にもケーキ屋があって,ケーキ職人(パティシエ)がケーキを作っている。
個人経営のケーキ屋が増えた。
見た目がきれいで,「おいしそうな」ケーキを作るケーキ屋はたくさんある。
しかし,本当に「おいしい」ケーキを作ることができるケーキ屋は本当に少ない。
「おいしそうな」ケーキと「おいしい」ケーキは何が違うのだろう。
ケーキ職人の才能と努力だと思う。
一般的には,才能がなくても努力で大概の部分は補うことができる(弁護士の仕事も同じである)。
しかし,芸術やスポーツやケーキ作りにおいては,才能と努力は恐ろしいもの,怖いものだと思う。
才能もなく,努力もしなければ,おいしいケーキは作れない。
才能があっても,努力しなければ,おいしいケーキは作れない。
そして,いくら努力しても,才能がなければ,やはり,おいしいケーキは作れないのだ。
才能があって,努力を惜しまない職人だけが,おいしいケーキを作ることができる。
残酷である。
朝守が知っているケーキ屋の中で,一番おいしいのは,奈良県五條市にある「クリアン」のケーキである。
コメントをお書きください