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「スター・ウォーズ」はエピソード1からエピソード7まで製作されている。
エピソード1 ファントム・メナス
エピソード2 クローンの攻撃
エピソード3 シスの復讐
エピソード4 新たなる希望
エピソード5 帝国の逆襲
エピソード6 ジェダイの帰還
エピソード7 フォースの覚醒
「スター・ウォーズ」の全作品は,すべてつぎの言葉ではじまる。
A long time ago, in a galaxy
far , far away....
はるか遠い昔,銀河のかなたで・・・
そう,「スター・ウォーズ」は昔話なのである。
「スター・ウォーズ」の特徴は,未来の話ではなく昔話であることと地球が出てこないことである。
村上春樹の小説に「スター・ウォーズ」が出てくる場面がある。
「色彩を持たない多崎つくると,彼の巡礼の年」の238頁を採録する。
つくるは言った。
「このあいだプールで泳いでいるときに,泳ぎながらいろんなことを考えたんだ。君のこととか,ヘルシンキのこととか。なんて言えばいいんだろう,直感を遡って行くみたいに」
「泳ぎながら?」
「泳いでいるとものがよく考えられるんだ」
沙羅は感心したように少し沈黙の間を置いた。「鮭みたいに」
「鮭のことはよく知らないけど」
「鮭はとても長く旅をする。特別な何かに従って」と沙羅は言った。「『スター・ウォーズ』は見たことある?」
「子供の頃に」
「フォースと共に歩みなさい」と彼女は言った。「鮭に負けないように」
映画の字幕では「フォースとともにあらんことを!」と訳されている。
最新作「エピソード7 フォースの覚醒」でも,レイアがレイにこのセリフを言う場面がある。
村上春樹が「フォースと共に歩みなさい」と訳した原文はつぎのとおり。
May the force be with you.
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