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東京電力株式会社の福島第一原子力発電所が壊れて5年になる。
2011年3月,福島第一原子力発電所は,地震が原因で爆発し,原子炉の中にあった燃料棒が崩壊熱で溶け落ちて,原子炉も,原子炉格納容器も破壊された。
その結果,原子炉内から放射性物質が大量に吹き出て,福島県と関東地方にばらまかれた。
2011年7月末,環境放射線モニターを購入して,毎朝,奈良県橿原市でガンマ線の空間線量を測定してきた。
2011年から2015年までの5年間の放射線量の1年間の平均値はつぎのとおりである(単位はμ㏜/h,2011年は5か月間)。
室内1メートル
0.0411
0.0423
0.0429
0.0428
0.0433
室内0メートル
0.0443
0.044
0.0455
0.0454
0.046
室外1メートル
0.0528
0.0539
0.0552
0.0566
0.0566
室外0メートル(地表)
0.0681
0.0671
0.0671
0.0668
0.0673
おおざっぱに言うと,室内は0.04,室外1メートルは0.05,室外0メートル(地表)は0.06である。
これは変わらない。
ただし,細かく見ると,地表とそれ以外で傾向が違うのがわかる。
地表の放射線量は,5年間でほとんど変化していない。
これに対して,それ以外の3か所の放射線量は,いずれも少しずつ増えているのだ。
誤差の範囲内といえばそれまでである。
この放射線量の微増が何を意味しているのかはわからない。
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