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2012年(平成24年)4月27日、自由民主党が「日本国憲法改正草案」を決定した。
2016年7月10日に投票が行われる参議院通常選挙で、与党が議席の3分の2を占めると、この草案に沿って憲法が改正される。
この草案を読むと、自民党、公明党、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党に投票したら日本がどんな国になるのかが見えてくる。
というわけで、自由民主党の「日本国憲法改正草案」のポイントを押さえておく。
【 制定主体 】
現行憲法前文は「日本国民は・・・この憲法を確定する。」と記載されていて、憲法を制定する主体が「日本国民」であると明記されている。
ところが、改正案は「日本国は・・・統治される。」と受動態で記載されていて、憲法を制定する主体が書かれていない。
憲法を制定する主体が書かれていない憲法は前代未聞である。
自民党は「われわれ」が憲法を制定するのだと考えている。
つまり、その時、その時の権力者が国民を支配する、ということである。
しかし、そうは書けないので、誤魔化して受動態で書いているのだ。
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