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2012年(平成24年)4月27日、自由民主党が「日本国憲法改正草案」を決定した。
2016年7月10日に投票が行われる参議院通常選挙で、与党が議席の3分の2を占めると、この草案に沿って憲法が改正される。
この草案を読むと、自民党、公明党、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党に投票したら日本がどんな国になるのかが見えてくる。
というわけで、自由民主党の「日本国憲法改正草案」のポイントを押さえておく。
【戦争の放棄】
現行憲法9条2項は「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」と戦争の放棄を明記している。
これに対して、改正案は「前項の規定は、自衛権の発動を妨げるものではない。」と規定し、9条の2で「国防軍」の保持を新設している。
この「自衛権」には個別的自衛権だけではなくて集団的自衛権も含まれるというのが現政権の考えである。
これは現行憲法の平和主義を放棄して、「したいときにいつでも戦争ができる国」になることを示している。
アメリカの指揮で、もっと頻繁に戦争に参加するチャンスに恵まれたい、ということである。
国民を危険にさらし、国富を蕩尽し、国際社会に有形無形の敵をつくり、高い確率で国内でのテロリズムを招き寄せるような政策が70年間の平和と繁栄を基礎づけた平和憲法よりも望ましいというのである。
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