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2012年(平成24年)4月27日、自由民主党が「日本国憲法改正草案」を決定した。
2016年7月10日に投票が行われる参議院通常選挙で、与党が議席の3分の2を占めると、この草案に沿って憲法が改正される。
この草案を読むと、自民党、公明党、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党に投票したら日本がどんな国になるのかが見えてくる。
というわけで、自由民主党の「日本国憲法改正草案」のポイントを押さえておく。
【居住、移転、職業選択の自由】
現行憲法22条1項は「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する」と規定して、「居住、移転、職業選択の自由」も「公共の福祉」の制約に服するとしている。
ところが、改正案は、「公共の福祉に反しない限り」という文言を削除した。
改正案が、現行憲法の条文から「公共の福祉に反しない限り」という文言を削除しているのは、22条1項だけである。
どこに住むのも、どこに移動するのも、どんな仕事をするのも全くフリーだ、ということだ。
これは、グローバル資本主義による一握りの富裕層を擁護して、国民国家は滅びてもかまわない、ということを意味している。
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