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あれから6年 ☆ あさもりのりひこ No.321

2011年3月,福島第一原子力発電所は,地震が原因で爆発し,原子炉の中にあった燃料棒が崩壊熱で溶け落ちて,原子炉も,原子炉格納容器も破壊された。

その結果,原子炉内から放射性物質が大量に吹き出て,福島県と関東地方に降り注いだ。

 

2011年7月末,環境放射線モニター(堀場製作所の「ラディ」)を購入して以来,毎朝,奈良県橿原市でガンマ線の空間線量を測定している。

2011年から2016年までの6年間の放射線量の各年の平均値はつぎのとおりである(単位はμ㏜/h,2011年は5か月間)。

 

室内1メートル

 0.0411

 0.0423

 0.0429

 0.0428

 0.0433

.0442

 

室内0メートル

 0.0443

 0.044

 0.0455

 0.0454

 0.046

 0.0461

 

室外1メートル

 0.0528

 0.0539

 0.0552

 0.0566

 0.0566

 0.0573

 

室外0メートル(地表)

 0.0681

 0.0671

 0.0671

 0.0668

 0.0673

 0.0675

 

おおざっぱに言うと,室内は0.04,室外1メートルは0.05,室外0メートル(地表)は0.06である。

ほぼ自然放射線といえる。

ただし,室内と室外1メートルの放射線量は,いずれも少しずつ増えている。

地表の放射線量もこの3年間は微増している。

放射線量が少しずつ、確実に増えている。

この微増は何を意味しているのか。

わからない。

 

心配である。