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なら法律事務所
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本日7月11日は事務局が担当です。
今朝の天気は、梅雨明けの夏日を思わせるような青い空に照りつける太陽、そして蝉の大合唱の朝でした。
そんな朝に我が家から一匹の蝉が旅立って行きました。
昨晩、近鉄電車を降りて帰宅する道で何匹かの蝉の幼虫が交通事故で亡くなっていました。
数年も幼虫で地中に居て、ようやく地上に出て、短い期間の成虫になる直前に亡くなったのは、無念だろうなと思いながら歩いていると、歩道を横切り車道へ向かう一匹の蝉の幼虫が目に留まりました。
思わず進行方向に私のひとさし指を差し出すと、ゆっくりと指から、手の甲へと登ってきました。
そのまま幼虫がたかったまま帰宅の途につき、帰宅した頃には肩の手前に居ました。
帰宅後は、室内の高めの鉢植えの樹に移って、引き続き上方に向かって歩んでいました。
一時間くらいして観ると、ほぼ最上部の葉の先のあたりでじっとしていました。
さらに一時間くらいして観たら、写真のように羽化が始まっていました。
今朝、起きて観ると立派なクマゼミに成っていたので、カーテンを開けて陽を入れ、ベランダの戸を開けた後で、殻を持とうとした瞬間に、そのクマゼミは羽ばたき、カーテンに当りながらも、ベランダに出て青い空に向かって飛び立って行き、すぐに何処に行ったか判らなくなりました。
私は、なぜかしばし青い空を見上げていました。
チョット嬉しくも寂しくもあった蝉の旅立ちでした。
みなさんも、夜に道を歩く蝉の幼虫を見つけたら、歩んでいく方向は大丈夫か見極めてあげてください。