〒634-0804
奈良県橿原市内膳町1-1-19
セレーノビル2階
なら法律事務所
近鉄 大和八木駅 から
徒歩3分
☎ 0744-20-2335
業務時間
【平日】8:50~19:00
【土曜】9:00~12:00
2月22日(木)夜、ランニングマシーンで走る。
時速11キロで30分間。
これで、レース前のトレーニングは終わり。
2月23日(金)早朝、体幹トレーニングと柔軟体操をする。
東京出張である。
午前8時59分に近鉄大和八木駅を出る。
午後1時から5時まで、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷で会議に出席する。
午後9時2分に近鉄大和八木駅に戻る。
2月24日(土)長崎へ移動する。
近鉄大和八木駅を午前8時9分に出て、五島福江空港に午後1時35分に着く。
福江港で参加受付を済ませて、バスで三井楽(みいらく)へ。
西光荘(さいこうそう)に泊まる。
定宿である。
2月25日(日)第18回五島つばきマラソンを走る。
五島つばきマラソンは3年連続3回目の出場である。
2016年は6時間43分37秒。
2017年は6時間56分28秒。
夜明け前から雨が降り続いている。
西光荘から会場である「遣唐使ふるさと館」まで歩いて5、6分。
参加賞でいただいた青色のランニングシャツを着て、No.429のゼッケンを付けている。
今年のシャツの背中には「ここが我慢のしどころだ」と書いてある。
午前9時スタート。
腕時計を自宅に忘れてきたので時間を確認できない。
ほかのランナーの言葉を聞いて、最初の5キロを30分くらいで通過したことを知る。
調子はいい。
10キロくらい走ったところで、右膝の裏側が張ってくる。
が~ん!
去年はランナー膝で左右の膝の外側の痛みと闘いながら走った。
「今年は右膝の裏かよ!」という気持ちになる。
この張りは「気のせいだ」と思うことにする。
痙攣予防のために、携帯していた芍薬甘草湯ゼリーを飲む。
中間地点を2時間26分30秒で通過する。
雨は、ときどき強くなって、帽子の鐔から滴が滴り落ちる。
しかし、ほとんどは小雨で気にならない。
右膝の裏は張っているが、痛みは酷くならない。
25キロを過ぎたころから、左のふくらはぎも張ってくる。
スピードは落ちたが、歩くほどではない。
腕を振って、視線を上げて、フォームをチェックして、走り続ける。
30キロから40キロまでがキツかった。
40キロ走をやったときの地元のコースを思い出して、「あと残りこのくらい」という距離感をイメージしてひたすら走る。
沿道では雨の中、傘を差して、住民のみなさんが応援してくれる。
手を振って、「ありがとうございます!」「がんばります!」と答えると元気が出る。
給水所で、ゼッケンを見せると、スタッフの肩が「あさもりさん!奈良県から!」と声をかけてくれる。
35キロを過ぎて、これは最後まで走れる、という手応え(足応え)を感じる。
だいぶ消耗していたが、ここが我慢のしどころだ。
40キロの表示を見て、身体に力が甦る。
最後の力を振り絞って走る。
ゴール!
タイムは5時間30分52秒。
一度も歩かなかった。
完走である。
会場に足湯が設けてあるので、両足を浸ける。
気持ちいい。
食事も用意してある。
無料で食べ放題である。
五島豚のソテー、近大まぐろの刺身、鬼鯖寿司、五島うどんなどをいただく。
おいしい。
6回目のフルマラソンで文字通り完走できた。
タイムも自己ベストである。
これでやっとスタートラインに立てた、と思う。