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真竹 ☆ あさもりのりひこ No.549

5月29日(火)、「旬の里 まみが丘店」がTwitterで『朝どり真竹が入荷しました!!』とつぶやいていた。

画像が添付されていない。

『真竹』とはなんだろう?

「まだけ」と読むのか?

「しんちく」と読むのか?

 

6月2日(土)、「旬の里 まみが丘店」に行った。

『真竹』が売られていた。

『まだけ』と書いたシールが貼ってある。

 

見た目は、筍(たけのこ)とはずいぶん違う。

太さはそれほどでもないが、長い。

ようするに、見た目はでかい。

濃い茶色の皮は固そうだ。

とても喰えそうにない・・・

大1本、小2本で370円と安い。

 

買うか、買わないか、迷った。

店員と店長に食べ方を聞いた。

筍は孟宗竹で、真竹とは種類が違う。

ぬかを入れて茹でるのは筍といっしょ。

新鮮なので鷹の爪は入れなくてもいい。

えぐみはなくて食べやすい。

年配のお客さんは躊躇なく買って行かれる。

とのこと。

 

躊躇逡巡したのち、真竹を買った。

片手に持つとバグパイプのようである。

 

家に帰って長さを測ってみる。

長いのは80㎝ある。

いままで調理した食材の中で一番長いと思う。

 

外皮は硬くて、とても包丁が入らない。

濃い茶色の外皮を向いていくと、柔らかそうな白い中身が見えてくる。

柔らかいので、包丁で簡単に切れる。

短いのは2つに、長いのは4つに切る。

 

我が家でいちばん大きな鍋は、フィスラー社の寸銅鍋(9リットル)である。

水6リットルとぬかを入れて、真竹を入れる。

9リットルの寸銅鍋がいっぱいになる。

 

フィスラーの 小さく見える 真竹かな

 

真竹の下の部分は、柔らかいが、まさに竹筒の形をしている。

空気が入っていて浮いてくる。

下部をもう少し短く切って、空気が溜まらない形にする。

 

茹でること1時間20分。

一層やわらかくなった。

竹筒のような下の部分は輪切りにして冷凍する。

先の方は水に漬けて冷蔵庫に入れる。

 

夕飯のときに、サラダに載せて喰ってみた。

刻んで味噌汁にも入れた。

うまい!

えぐみがない!

真竹を食べられるのは、今だけである。

 

来年の今頃、「旬の里 まみが丘」に真竹が置いてなかったら、店長に聞こう。

 

「真竹は、まだけ?」(関西弁それも奈良弁である)