〒634-0804
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なら法律事務所
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【土曜】9:00~12:00
生ゴミを棄てないようになって、ずいぶん経つ。
わが家には、生ゴミを貯めておく容器が2つある。
生ゴミを容器に入れる度に、「コーンスマイル」(JOYアグリス)というEM生ゴミ処理材を振りかける。
生ゴミ保存容器は、1週間から10日程で一杯になる。
一杯になった容器は置いておいて、次の容器に生ゴミを入れる。
2つ目の容器が生ゴミで一杯になるころには、1つ目の容器の生ゴミは熟成して、少し量が減っている。
1週間から10日程熟成した生ゴミ(肥料)をわが家の敷地に埋める。
生ゴミは土に還っていく。
これが延々と繰り返されたので、土が肥えた(と思う)。
明日香ビオマルシェでかぼちゃを買う。
「たるたる農園」か「中原農園」のかぼちゃである。
樽井さんのかぼちゃも中原さんのかぼちゃも美味しい!
かぼちゃの種は生ゴミとして容器に入れる。
そして、かぼちゃの種は「コーンスマイル」と共に熟成して、土に埋められる。
『せっせっせーの よいよいよい
お寺の和尚さんが
かぼちゃの種をまきました
芽が出て ふくらんで
花が咲いたら じゃんけんぽん!』
朝守は「お寺の和尚さん」ではないし、かぼちゃの種を「まいた」わけでもない。
しかし「芽が出て ふくらんで 花が咲いた」のは事実である。
初夏になると、かぼちゃの芽が出た。
かぼちゃの成長は凄まじかった。
蔓が伸びて、葉が茂り、黄色い花が咲いた。
蔓は辺り一面を這って、人の顔よりも大きい葉を茂らせ、地面がかぼちゃに覆い尽くされた。
何もしないで放っておいた。
すると、虫たちがやって来て自然に授粉したようで、いくつかかぼちゃの実がなった。
黄色い花の根元が膨らんで、黄緑色の球が大きくなっていった。
実の表面が黄緑色から濃い緑色に変わった。
長年、かぼちゃを喰って、種を土に戻してきたが、こんなことは初めてである。
収穫の時期が分からないので、明日香ビオマルシェで「たるたる農園」の樽井さんに教えを請うことにした。
かぼちゃが茎と繋がっている部分(いわゆるヘタのとこ)が3分の1から半分くらい茶色くなってきたら収穫すべし、と教えてもらった。
そして、獲りたてのかぼちゃは水っぽくて美味しくないので、4週間置いて熟成させるように、と教わった。
ちなみに、樽井さんに、かぼちゃを育てるときに雄花と雌花を授粉させるのか聴くと、何もしない、という答えだった。
驚いた。
8月23日(日)、ヘタのとこが茶色くなったのでかぼちゃを収穫する。
ヘタの部分が茶色くなって固そうに見えたのだが、意外と柔らかくてハサミで簡単に切ることができた。
4週間置いてかぼちゃを熟成させることにする。
4週間後は、9月20日(日)である。
ところが、悲劇が起こった。
9月16日(水)、妻がかぼちゃを隣人にあげてしまったのだ。
が~ん!
かぼちゃがいくつか実っていたので、近所の人々にも食べてもらうことにして、こっちのかぼちゃは誰のもの、あっちのかぼちゃは誰のものと決めて、近所の人々に伝えていた。
妻が、近所の人にあげる予定のかぼちゃを触って、実が取れてしまった。
ヘタがまるごと取れて、橙色の果肉が見えている。
これでは4週間置いておくと、熟成する前に腐敗してしまう。
そこで、妻は、代わりに、わが家で3週間以上熟成していたかぼちゃを隣人に提供したのだ。
かぼちゃをあげたことよりも、ブログに4週間後の熟成したかぼちゃを紹介できなくなったことの衝撃が大きかった。
しばらく脱力・・・
というわけで、わが家には、ヘタが根刮ぎとれてしまった中ぐらいのかぼちゃ1個とちいさなかぼちゃ3個が残されたのでした。
今朝、件のかぼちゃを食す。
うまかりし!!