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UTMFサポート その5 ☆ あさもりのりひこ No.1181

4月23日(土)午前4時50分、サポートエリアから荷物を引き上げて「U4 精進湖」を出て、紅富士荘に戻る。

食器を洗って、1時間30分ほど仮眠する。

ふだん、スマートフォンはマナーモードにして消音している。

しかし、サポートの間は、寝過ごすわけにいかないので、マナーモードを解除して、アラームを設定する。

このアラームの音がデカい!

余りの音量に飛び起きてしまう。

一瞬、なにが起こったのかわからない。

ま、寝過ごすよりはいいが。

 

出かける前に、紅富士荘の女将さんが味噌汁を出してれたので、ありがたくいただく。

温かい味噌汁は腹に滲みた。

 

午前7時30分、紅富士荘を出て、セブンイレブン河口湖大橋南店に行く。

ミネラルウォーター、冷凍フルーツ(いちご、りんご)、カットフルーツ(りんご)、プレーンヨーグルト、お新香を買う。

そのまま「U5 富士急ハイランド」へ向かう。

 

「富士山パーキング」というだだっ広い駐車場にプリウスαを駐める(駐車料金は無料)。

「富士山パーキング」から「U5 富士急ハイランド」のサポートエリアまで道路沿いを少し歩かなければならない。

 

午前9時40分、妻が「U5 富士急ハイランド」(スタートから約90㎞)に到着する。

かなり疲れている。

妻が「リタイアする」と言う。

マットと寝袋を用意して妻が30分ほど仮眠する。

日差しが強い。

気温は25℃。

暑い。

どんどん日陰が移動して、日光に照らされるので、妻に日光が当たらないように、太陽側に立って日陰を作る。

妻は目覚めるとライ麦パンとフルーツヨーグルトを食べ、スープを飲んだ。

妻が「行くわ」と言うので、ゴミを回収して、ミネラルウォーターとスポーツドリンクを補充する。

午前11時、妻は「U5 富士急ハイランド」を出発した。

体力が回復することを祈るしかない。

つぎは、最後のサポートエリア「U7 山中湖キララ」である。

安藤大(ひろし)さんに、妻が「U5 富士急ハイランド」を出たことと厳しい状況であることをメールした。

 

紅富士荘に戻る。

食器を洗って、1時間30分ほど仮眠する。

 

午後1時35分、妻からLINEのメッセージが届く。

U6 忍野」でリタイアする、という内容である。

2019年のときは、レース自体が中止になって、忍野まで迎えに行った。

忍野はサポートエイドではないので、地図で位置を確かめる。

妻からLINEでリタイアバスで富士急ハイランドに戻るという。

安藤さんに妻が「U6 忍野」でリタイアしたことをメールした。

安藤さんから返信が来た。

「褒めてあげてください」

涙が溢れた。

 

紅富士荘を出て、富士山パーキングに移動する。

コニファーフォレストまで歩いて、バスの到着を待つ。

午後5時40分、バスが着いて、妻が降りてくる。

足を引きずっている。

少しずつしか移動できない。

なんとか富士山パーキングまで歩いて、プリウスαに乗り込む。

痛めていたシンスプリントが悪化したと思っていた(後日、股関節の捻挫であったことが判明)。

 

 

2022年のUTMFは、「U6 忍野」(スタートから約110㎞)で終わった。