〒634-0804
奈良県橿原市内膳町1-1-19
セレーノビル2階
なら法律事務所
近鉄 大和八木駅 から
徒歩3分
☎ 0744-20-2335
業務時間
【平日】8:50~19:00
【土曜】9:00~12:00
4月23日(土)午前4時50分、サポートエリアから荷物を引き上げて「U4 精進湖」を出て、紅富士荘に戻る。
食器を洗って、1時間30分ほど仮眠する。
ふだん、スマートフォンはマナーモードにして消音している。
しかし、サポートの間は、寝過ごすわけにいかないので、マナーモードを解除して、アラームを設定する。
このアラームの音がデカい!
余りの音量に飛び起きてしまう。
一瞬、なにが起こったのかわからない。
ま、寝過ごすよりはいいが。
出かける前に、紅富士荘の女将さんが味噌汁を出してれたので、ありがたくいただく。
温かい味噌汁は腹に滲みた。
午前7時30分、紅富士荘を出て、セブンイレブン河口湖大橋南店に行く。
ミネラルウォーター、冷凍フルーツ(いちご、りんご)、カットフルーツ(りんご)、プレーンヨーグルト、お新香を買う。
そのまま「U5 富士急ハイランド」へ向かう。
「富士山パーキング」というだだっ広い駐車場にプリウスαを駐める(駐車料金は無料)。
「富士山パーキング」から「U5 富士急ハイランド」のサポートエリアまで道路沿いを少し歩かなければならない。
午前9時40分、妻が「U5 富士急ハイランド」(スタートから約90㎞)に到着する。
かなり疲れている。
妻が「リタイアする」と言う。
マットと寝袋を用意して妻が30分ほど仮眠する。
日差しが強い。
気温は25℃。
暑い。
どんどん日陰が移動して、日光に照らされるので、妻に日光が当たらないように、太陽側に立って日陰を作る。
妻は目覚めるとライ麦パンとフルーツヨーグルトを食べ、スープを飲んだ。
妻が「行くわ」と言うので、ゴミを回収して、ミネラルウォーターとスポーツドリンクを補充する。
午前11時、妻は「U5 富士急ハイランド」を出発した。
体力が回復することを祈るしかない。
つぎは、最後のサポートエリア「U7 山中湖キララ」である。
安藤大(ひろし)さんに、妻が「U5 富士急ハイランド」を出たことと厳しい状況であることをメールした。
紅富士荘に戻る。
食器を洗って、1時間30分ほど仮眠する。
午後1時35分、妻からLINEのメッセージが届く。
「U6 忍野」でリタイアする、という内容である。
2019年のときは、レース自体が中止になって、忍野まで迎えに行った。
忍野はサポートエイドではないので、地図で位置を確かめる。
妻からLINEでリタイアバスで富士急ハイランドに戻るという。
安藤さんに妻が「U6 忍野」でリタイアしたことをメールした。
安藤さんから返信が来た。
「褒めてあげてください」
涙が溢れた。
紅富士荘を出て、富士山パーキングに移動する。
コニファーフォレストまで歩いて、バスの到着を待つ。
午後5時40分、バスが着いて、妻が降りてくる。
足を引きずっている。
少しずつしか移動できない。
なんとか富士山パーキングまで歩いて、プリウスαに乗り込む。
痛めていたシンスプリントが悪化したと思っていた(後日、股関節の捻挫であったことが判明)。
2022年のUTMFは、「U6 忍野」(スタートから約110㎞)で終わった。