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Bambi100サポート(前編) ☆ あさもりのりひこ No.1243

2022年10月8日(土)~9日(日)、生駒市で「Bambi100」が開催された。

歴史上初めて、奈良県で開催される100マイル(160㎞)のトレイルラン・イベントである。

比較的起伏の少ない行程で、これまで100マイルを走ったことのないランナーが100マイルを経験できることを目的としたイベントである。

 

5人の実行委員の中には、土井陵(たかし)さんが加わっている。

今年のウルトラ・トレイル・マウント・フジ(UTMF)で2位、トランス・ジャパン・アルプス・レースで従来の記録を大幅に更新して1位になった土井陵さんである。

 

10月8日(土)午前8時スタート、10月10日(月・祝)午前0時リミット、制限時間40時間。

スタートとゴールは、生駒山麓公園の北に隣接する生駒テック。

1周40㎞の行程を4周する。

3周目と4周目はペーサーを付けることができる。

サポートできるのは、生駒テックと平群北公園の2か所である。

 

出場するランナーは36人。

推薦と抽選で選ばれた。

妻は幸運にも抽選で出場できることになった。

 

妻は2019年と2022年のウルトラ・トレイル・マウント・フジ(UTMF)に挑戦して、いずれも110㎞以上進めなかった。

3度目の100マイル挑戦である。

朝守も3度目のサポートである。

 

妻は、実行委員会が主催する試走会にも出場し、自らもBambi100のコースを何度も走って、準備を進めてきた。

100㎞を超えてから、一緒に走ってくれるペーサーも最適のランナーが引き受けてくれた。

 

ところが、妻は、本番3週間前に、激しい歯痛と頭痛に襲われた。

妻は病院を転々として診察を受けたが、頭痛の原因は分からなかった。

満足に眠れない、十分食べられない日々が続いた。

一時は、Bambi100の出場を辞退することも考えた。

口腔外科で歯を処置してもらい、歯痛も頭痛も治まったのが、本番の1週間前だった。

 

UTMFでサポートした経験を活かして、スケジュールを組み、食べ物、飲み物、食器、薬品、その他を用意した。

UTMFと違うのは、テントを設営すること。

妻を早朝に駅まで送っていった後、朝守は、荷物を車に積み込んで、昼前に生駒テックに着いた。

妻は、生駒テックにテントを設営してから、スタートしていた。

1周目を終えた妻をサポ-トした後は、平群北公園と生駒テックを往復してサポートを繰り返した。

 

Bambi100はつぎのように進んだ。

 

10月8日(土)

8時00分 生駒テックをスタート

11時45分 平群北公園着

11時50分 平群北公園発

14時40分 生駒テック着 サポート開始(1回目)

15時00分 生駒テック発

【1周目は7時間00分(生駒テックでの休憩を除くと6時間40分)】

 19時30分 平群北公園着 サポート(2回目)

 19時38分 平群北公園発

 22時55分 生駒テック着 サポート(3回目)

 23時55分 生駒テック発

【2周目は8時間55分(生駒テックでの休憩を除くと7時間55分)】

 

10月9日(日)

5時00分 平群北公園着 サポート(4回目)

5時20分 平群北公園発 ペーサーが付く

9時00分 生駒テック着 サポート(5回目)

9時35分 生駒テック発

【3周目は9時間40分(生駒テックでの休憩を除くと9時間05分)】

15時00分 平群北公園着 サポート(6回目) 雨

15時30分 平群北公園発

19時06分 生駒テック着、ゴール(T_T)

【4周目は9時間31分】

 

10月9日(日)午後7時06分、雨が降る中、妻は、夜の生駒テックでゴールした。

100マイル(160㎞)を35時間06分で走破した。

2019年に初めて挑んで以来、4年越しの悲願の100マイル完走である。