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柿の美味しい時期になりました

本日1114日は、事務局の担当日です。

昨日のどんより暗く寒い天気と比べて、今日の近鉄八木駅前は、少し寒いですが、陽が差して、昨日よりはやや暖かな日になりそうです。

しかし、この天気が平年並みなら、自然からの恩恵を受けるには我慢しなくてはと思います。

秋の自然からの恩恵として、例年この時季にいただくのが「柿」です。

奈良県の冨有柿
奈良県の冨有柿

写真の柿は、甘柿の王様と言われる「富有柿」で、明治35年に「この柿を作れば農家に富が有る」ということから「富有柿」と命名されたそうです。

奈良県は、全国でも有数(多分2位)の生産量を誇り、特に五條市は、市町村単位の生産量では、全国1位と聞きました。

今、五條市へ行く機会が比較的多く、吉野川の南側の山の斜面に拡がる柿の木は壮観で、色々と柿の話しも聞きますので、その中から少しお伝えします。

皆さんは、国花は何かご存じですかと尋ねられたら、「菊」、「桜」と答えられると思いますが、国果は何かと尋ねられたら言える人は少ないと思います。

今、話しているので察しがつくと思いますが、法制化はされていませんが、国果は「柿」だそうです。

そして、柿の成分や効用についても、以外とみなさんご存じないのではと思います。

まず、柿には、実はみかんの2倍もあるビタミンCが含まれており、1個食べると1日に必要なビタミンCをほぼ満たす事ができ、風邪対策にいいそうです。

他にも柿には、ブドウ糖や果糖、ビタミンB1、B2、カロチン、タンニン(渋味の原因)などの栄養素やミネラル、食物繊維なども含まれ、とても栄養価の高い果物だそうです。

しかも、ビタミンCとタンニンが血液中のアルコール分を排出し、カリウムが利尿作用を促すため、「二日酔いには柿」とも言われているそうです。

さらに、タンニンはカテキンなどと同じくポリフェノールの一種で、最近注目されている抗酸化作用があります。

これらの成分により、柿には風邪や動脈硬化、高血圧症、二日酔いなどの予防、肝機能や腎機能の強化、滋養強壮、さらには美肌効果、ニキビ予防、シミ・ソバカス予防などに効果があるといわれているそうです。

だから、西洋の「11個のリンゴで医者知らず」と同様のことわざで、「柿が赤くなると医者が青くなる」と言うことわざがあるそうです。

取りあえず、本日はここまでですが、柿のことを知れば知るほどすごい果物だと思います。

 

興味を持った方は、是非一度五條市へ行って、「柿博物館(住所:奈良県五條市西吉野町湯塩1345TEL0747-24-0061)」を見学し、「cafeことほぎむすび(〒637-0043 奈良県五條市新町2丁目512/TEL070-3313-9148)」と「にぎわい棟」(五条市役所玄関南側/TEL070-8513-9922)で、柿を使ったデザートを食べて、興味とお腹を満たしてください。